悩みから探す

パワハラは、会社などの組織において、強い権限や力を持つ者が、その権限や力を背景に、自分より弱い立場にある者に対して業務と関係のないことを行わせたり、業務に関係があるけれど、必要以上のことを求めるなどする行為です。

パワハラにより心身を傷つけられた者は、民事上の不法行為責任を追及することが可能です。当該パワハラを加えた当事者以外にも、会社側にも使用者責任が問われることもあります。

セクハラも同様に、会社などでの力関係を背景に、性的な嫌がらせを行うものです。異性の身体に対する不必要な身体の接触や、業務に関係なく性的な発言をしたり、女子だからという理由からお茶くみをさせたりという行為がセクハラにあたります。他にも、男性が男性に対して、性的な嫌がらせをした場合でもセクハラと評価されることがあります。

セクハラの場合も、民事上の不法行為責任が成立し得ます。セクハラの場合も、会社に責任が及ぶことがあります。

パワハラもセクハラも会社の職場環境を悪化させ、雰囲気を悪くするもので、従業員の士気や顧客満足度に大きく影響します。会社の利益を確保するためにも全力で防止すべき問題です。