フリーランス

１　フリーランスの概況について

フリーランスは自由な裁量で自分の技能や技術を企業など関係先に提供することを事業としています。

一見すると手に職を持つことで自由に仕事を選ぶことができるようにも見えますが、必ずしもそうとばかりは言えません。

特に最近ではインボイス制度の導入により、免税事業者としてフリーランスを継続することの難しさが指摘されています。

また、取引条件については発注者側に強い決定権を持たれることも多く、契約内容等に口を挟むこともままならないのが実情です。

とはいえ、フリーランスの保護のために「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」（フリーランス・事業者間取引適正化等法）も制定され、フリーランスの置かれた状況も変化しつつあります。

フリーランスとは、特定の企業や団体との間で雇用契約を締結することなく、自身の技術や能力、サービスを企業や団体に業務委託契約等を通じて提供することで対価を得る個人事業主のことを指します。

雇用契約が企業等との継続的な契約関係であることが多い反面、業務委託契約は単発的な契約であったり、契約期間が定められていたりする点で契約形態が大きく異なります。

このことから、フリーランスは自分自身の能力や希望に応じて働き方を選べる反面、企業からの契約が打ち切られることに伴う収入の不安や、減収の問題が生じやすいという特徴があります。

こうしたフリーランスの特徴からは以下のような法律問題が潜在化しているといえます。

①契約書の作成、チェック（業務委託元との公平な契約内容の確保の重要性）
②著作権（提供する成果物の著作権の帰属を明確化することなどの重要性）

以上のようなフリーランスの特徴に照らすと、顧問弁護士を通じて適正な業務委託契約の確保や著作権の保護を図ることが可能であり重要です。

以上のようなフリーランスの抱える法律問題に対して、スポットでの相談や依頼も可能です。ただし、生じた問題の経済的な評価額と弁護士費用との兼ね合いを考慮する必要があるといえます。

以上のようなフリーランスの問題に照らし、必要な助言や対応をその都度とるために、フリーランスの顧問契約の経験のある当事務所にご依頼いただくことは、安心して事業を継続するために非常に有効だといえます。

以上のような各種問題にお悩みの企業様は、これらの問題に詳しい当事務所へぜひご相談ください。