11月13日にJA東びわこが開いた農産物PRイベントで、近江米のPRのために行ったおにぎりの早食い競争に参加した男性が喉におにぎりを詰まらせて、その3日後に死亡したとのことです。
せっかくのPRイベントに関わらずこのような事が起きたと知り、とても驚いています。また、本人やご遺族の方のことを思うとやり切れない気持ちになります。
当然、今後は主催者側の刑事責任(業務上過失致死罪)、民事責任(損害賠償)が問われることとなります。
そして、刑事でも民事でも、競技参加者がおにぎりをのどに詰まらせること、それにより生命身体に重大な影響を及ぼすことという予見可能性を前提とした注意義務違反の有無が問題となります。
本件では、おにぎり5個を3分以内に早く、多く食べることを競うものだったようですから、この注意義務違反は容易に認定されるのではないでしょうか。お米を急いで一気に食べるのですから喉に詰まらせる危険性は高いといえます。
また、主催者としては医師や看護師の配置をしていなかったようでして、この点でも注意義務違反を指摘することはあり得そうです。
以前からテレビ番組でも大食い、早食いが流行っていますが、素人が行う場合には生命身体への影響を十分に考慮して行うことが大切です。