プードル骨折訴訟が和解

飼い犬がトリミング後に、台から飛び降りて骨折したのはドッグサロンの不注意だとして飼い主が約97万円を求めて提訴した訴訟で、ドッグサロン側が解決金45万円を支払う内容で和解が成立した。

(朝日新聞 2017年5月16日)

 

動物病院やドッグサロンにおける運営側の責任を求める裁判が増えているようです。

本件では、トリマーが目を離していたすきに高い位置の台から犬が飛び降りたために骨折にいたったようです。

目を離したことの注意義務違反や、そもそも犬のトリミングのためには台が高すぎるという注意義務違反が争われたものと予想されます。

 

結論として注意義務違反の有無は認定されていませんが、請求額のおよそ半額を支払う合意となっており、ドッグサロン側も相応の責任を感じての和解と思われます。

 

賠償額の算定自体は、飼い犬がケガをしたことに伴う飼い主の慰謝料や、飼い犬の治療費、弁護士費用が考えられます。

ドッグサロンとしては、犬の特性に応じた対応がますます要求される時代となりました。

 

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